てぃーだブログ › monobox ニライカナイ編 › 今日の読み聞かせ「花咲き山」

今日の読み聞かせ「花咲き山」

2011年10月24日




【花咲き山】
斎藤隆介著 滝平次郎絵

村人みんなから恐れられている山姥の所へ迷い込んだ娘
あやがみた美しい花

山姥は
人がひとついいことをしたら、この山に美しい花が咲くという

山姥の目の前に繰り広げられる美しい花の話を
村へ帰って話しても誰にも信じてはもらえず、
もう一度山へ戻るが

もう山姥も
あのとき見た美しい花も
どこにもなかった。

だけれども、
あやは時折、
自分が一ついいことをしたとき
きっとあの山に
いまあの美しい花が咲いたんだと
思えるようになった






今日も読みながら泣きそうになるのをこらえて読み終えましたが、
日本の絵本は奥が深いものがたくさんあります。

滝平さんの独創的な絵は




でもおなじみです。
幼心にこの絵を見た印象は
どこか怖いような感じを受けていました。
多分それは黒という色の効果なのでしょう。

内容を読めば幼心の恐怖はうすれるものの、
一度感じたあの感覚はいまもなお
手に取ったときに思い出します。

今朝、保育園で、マルコメが
「ぼく、これが好きなの」

差し出したこの絵本に出会えたことへも感謝




Posted by _niraikanai_ at 21:20